最近Gwentを触っているのですが、そのカードイラストを見ていると再びWitcherをプレイしたくなっちゃいますね!

ということで初めから再びWitcher3を始めました。

Witcher3はPS4でノヴィグラドでトリスと…あたりまではプレイしていたのですが、PS4に入れていたSSDを初期化してPCに突っ込んでしまったため、現在PS4ではプレイできません。

ですがこういう時のためにPC版も買っておいた私に抜かりはない…!!

セーブデータは最初からになりますが、のんびり観光しつつ、ゲームモードはイージーでじっくり物語を追っていきます。

目次

Witcher3ってものすごく面白いんよ。

Witcher3はGOTYにも選ばれ、もう注目を浴びて浴びて浴びまくった名作です。

その評判の良さにプレイしている人も多いと思います。

何がそんなにいいかと言いますと、”重さ”と”自分の選択肢によっては人の命すら奪う”ことなんですよね。しかもそれはメインストーリーだけじゃない。

サイドストーリですら分岐があり、自分が選んだ答え次第では人が死に、人を救う。でもその選択した答えすらも、正しかったかどうかは後になってみないとわからない…。

これがいい答えだったとその時は思っても、後になって「まじかよ」という展開があります。

やってない方はぜひプレイしてください!!100時間以上の価値がある!

!ここから先、ネタバレ注意!

印象に残ったクエストと場所を紹介しています。現在はヴェレンで血まみれ男爵に会わないまま、マップをうろうろしているところです。

獣の心(クエスト)

このサイドクエスト、初めてやった時にとてつもない衝撃を受けました。PS4でプレイしていたのは随分前になりますが、クエスト開始時に結末まで思い返せるほどの衝撃です。

あらすじ

このクエストは、狩人のニーレンが、妻のハンナが失踪したとしてウィッチャーに依頼を持ち掛けるところから始まります。

 ウィッチャーは依頼を受け、森に手がかりがないか捜索し始めたところ、ハンナの姉・マルグリットがウィッチャーに取引を持ち掛けます。

『彼が復讐を考える前に妹は死んだと伝えて。彼には幸せに生きてほしいのよ』…と。

私の操作するゲラルトはマルグリットの願いは叶えず、捜索の続行を選択しました。

森での捜索中にハンナの八つ裂きにされた遺体を発見、そして残っていた爪痕と毛から人狼の仕業とゲラルトは断定。現場に残された匂いを辿り”孤立した掘っ立て小屋”へと到達。

夜中に現れた人狼はウィッチャーと戦闘になり、後一太刀…というところでマルグリットが登場します。

マルグリットはその人狼を”狩人ニーレン”だと言い、自分がハンナを夜中に”孤立した掘っ立て小屋”まで連れて行ったと言うのです。

マルグリットはニーレンが人狼だということを知っていたけれど、それでも愛していた。なのに、ニーレンは何も知らないハンナを選んだ。人狼のニーレンを前にしたハンナが怖がって逃げればいいと、殺したいとは思っていなかった」とマルグリットは言うけれど、結果的に人狼化して理性を失っていたニーレンは、ハンナをハンナだと知らないまま殺害してしまいました…。

そしてまた選択肢が現れます。全てを知ったニーレンはマルグリットを殺したい。それを『容認する』『人狼を討伐することで止める』か。

えげつない。 

このマルグリットが森に現れて、ウィッチャーにわざわざ話を持ち掛ける時点で、「こやつハンナが死んでいることを知っておる…」とわかってしまいますし、なんとなく察するところがありますよね!

最後自供するあたりで、「ニーレンはもう少しで私のものなの!」なーんて言っちゃっていますから、これでニーレンが諦めてくれれば次は私を見てくれる…!と心のどこかで絶対思っているでしょう。

ちょっと同情できない

ニーレンが怒り狂ってマルグリットに復讐したいのもよくわかります。心から愛する人を、自分の手で殺してしまった苦しみと悲しみ。そしてその原因を作ってしまった自分勝手な姉。

生き物を人狼の前に持っていく時点で、マルグリットは”人狼のニーレン”の苦しみを理解していません。マルグリットは一方的な愛の押し付けによって傷つけてしまったことを理解しているのでしょうか。

この世界の一般人が持つ”怪物”への知識が気になるところですが、人狼の危険性を知っていたところでマルグリットは同じことを繰り返すような気がします…。

と頭を巡らせたところで、ニーレンに復讐させてしまうのか、止めるのか、という選択肢に戻ってきます。

選択

私の操作するゲラルトさんは、「これ以上殺させやしない」として、ニーレンを討ちました。

ウィッチャーは怪物狩りが仕事です。そして人狼は怪物です。

ウィッチャーが活躍する世界では戦争が起こり、怪物が跋扈し、人の命はとても軽い。ウィッチャーが本当にどう考えているのかはわかりませんが、怪物を狩ることは結果人間あるいは非人間族の命を守ることになります。

その理論からすると人狼に人間をこれ以上殺させるわけにはいきません。

また、個人的な感情ですが、これ以上ニーレンに辛い思いをさせたくありませんでした。だって妻のハンナを食らって、その復讐に姉のマルグリットも食らう。控えめに言って地獄です。人間の生活に戻れるはずもなく、今度こそ化け物になるか自害してしまいます…。

(実際、復讐させる選択肢を選ぶと、ニーレンはマルグリットを殺害後自害します)

そうしてマルグリットは孤立した掘っ立て小屋にただ引きこもるだけの生活となりました…。

なかなか強烈な鬱展開です!本当にサイドストーリ一つが重い!でもそれがいい!

森の小屋(場所)

こちらはまだクエストに登場していませんが、少し気になる場所です。

森の小屋

友人たちの反対にも耳を貸さず、ハンスは自分の考えを通して森の真ん中に家を建てた。戦争がはじまり、周辺の地域は破壊の限りを尽くされたが、ハンスと家族はそんな世界の騒ぎとは無縁で、平和な日々を送ることができた。そう、あの運命の夜までは…。

場所の説明文すらミステリアス。

ハンスは多分一家の大黒柱のお父さんでしょう。そして妻と息子の3人暮らしです。

私はこの場所に来た時、妻と息子は寝ているのだと思っていました。時間も朝ですし。

ですが、よく見ると二人の身体には蠅がたかっています。つまりこの2人は死体だったのです。

では父・ハンスはというと、家の外にある大木に吊られていました。

この場所で何が起こったのでしょうか。死体がある以外はきれいな家で、家の周りの様子からもさぞ平穏に楽しく過ごしていたんだろうな、と思わせる痕跡が残されています。子供用の木馬であるとか、薪割りであるとか。

ヴェレンのあちこちに死体が吊るされていますが、あれはニルフガード軍が行った”見世物にして抵抗の意思を無くす”という策略の一つでしょう。その首吊り死体と同じ形で吊られているので、ニルフガード軍がここまできたのでは、と予想しています。

しかし不思議なのは略奪されるでもなく、壊されるでもなく、綺麗なままのこの一帯。

この場所の謎がいつか明かされることを祈って、これからも陰鬱なヴェレンを旅します。

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