ポルノグラフィティは2018年12月からアリーナツアー『UNFADED』を開始しています。
今回、私は12月31日の大阪城ホールで開催されたカウントダウン公演に参戦してきました!
UNFADED大阪カウントダウン公演は、一切ネタバレを見ずに参戦したのですが、控えめに言って最高でした。
ネタバレ成分しかないレポートです。
セトリ・演出の感想・MC内容等に言及しています。ネタバレを見たくない方は回避してくださいますようお願いします。

目次
12月31日のセットリスト
オレ、天使
A New Day
幸せについて本気出して考えてみた
MC
東京ランドスケープ
ジョバイロ
MC
Swing
前夜
ビタースイート
Don't call me crazy
Zombies are standing out
MC(アキヒトソロタイム)
見つめている(弾き語り)
夕陽と星空と僕(弾き語り)
MC&カウントダウン(Before Century)
Century Lovers
didgedilli(Instrument)
カメレオン・レンズ
海月
フラワー
MC
オー!リバル
ジレンマ
パレット
サウダージ
ハネウマライダー
MC
∠RECEIVER
アンコール
Hard Days, Holy Night
MC
ライラ
MC内容等
ライブ前の客いじり
スクワットやU.S.Aの踊りを求められた人もいれば、早口言葉の改変を言わされた人もいました。
※席の都合・視力の都合で読めなかった字がありますが、ご了承ください。
『赤アキヒト青アキヒト黄アキヒト』
『黒ハルイチ茶ハルイチ…ハルイチ』
『裏庭には2羽アキヒトに似た鶏がいる』
『隣の客はよくうんちくをかたるハルイチだ。隣のマネージャーの目は死んでいる。よく見てみればオーラのないアキヒトだ(うろ覚え)』
ジョバイロ後の比較的長めのMC
※うろ覚えと脚色を含みます。
ハルイチ「盆暮れ正月は日本人が盛り上がってイイ日だ!獅子舞…いや違うな、なんかそんな感じで」
アキヒト「とら…?鹿威し?それはカコーン言うやつか」
アキヒト「UNFADEDの名前の理由をハルイチ説明お願いします!」
ハルイチ「FADEは色が褪せるとかそういう意味なんじゃけど、UNFADEで色褪せない。楽曲は色褪せた方が、またいろいろな新しい色を載せられるからいいんよ。でもサブスクリプションサービスでポルノの20年のキャリアが並べて聞けるようになったことで、どの年代も時間の流れも関係なくなった。今回のツアーはアルバム引っさげてやるツアーじゃないし、こういう風に、あー、こんなのもあったけど、今はどう?色褪せてる?って確認したい感じ」
アキヒト「色褪せてる?って投げかける感じにしたかったんだけど、ツアータイトルが上がり調子なのダサいよね。UNFADED?色褪せてる?は?聞くくらいならやるなよって(笑)」
サブスクリプションについての説明を求められたハルイチさん、めちゃくちゃグダリにグダる。
アキヒト「言っていい?ぐだるの俺の役目なんじゃけど」
ハルイチ「あー。40公演くらい回るツアーだと、週に2、3回あるからライブもMCも体に染み込んどるんじゃけど、このツアーは週末でしょ。間に普段の”ハルイチさん”が入る感じで忘れるんよね(笑)」
アキヒト「あーそれはわかる」
アキヒトソロのはじまり〜小鳥のさえずりと共に〜
アキヒト「前のツアー来た人は知ってると思うけど、小鳥のさえずりが始まると強制的に俺ひとりになるらしい」
アキヒト「サブスクリプションで昔の自分の曲聞いてみることがあるんだけど、今聞いてみると『なんじゃこれ!何考えてたんだ』って思う曲があるんだよね(笑)実際に引いてみよか」
『見つめている』を前半だけ演奏する。
アキヒト「『ビーチサンダルを履いた指にはさまる砂のように、まとわりついて離れない、離れないぞ(※歌詞)』って何考えとるんじゃってかんじだよね(笑)この当時『ストーカー』って言葉が浸透した時で、俺もこのストーカーを題材に一曲書いてみようと。執着愛って感じかな。最初に音源化される曲だし、一発かましてみようとしたんだな。『俺はいかれてるんだぞ!』って(笑)全然いかれてないけど、世間にアピールしたかったんだと思う」
アキヒト「これは僕が歌詞書きとしても世間に認められた大事な曲」と言って夕陽と星空と僕を演奏するアキヒト。
アンコール突入時のMC
アキヒト「やったことないことをやります!」(新曲か!?とざわつく会場)
アキヒト「正月にクリスマスソング!これをやるアーティストは他におらんじゃろ(笑)」
メンバー紹介時
ギターを使ってひょっこりはん的な登場の仕方を表現するハルイチさんに、
アキヒト「古い!それ去年の!」と突っ込み。
アンコールの間のMC
ハルイチ「今日歌ったライオンやジレンマとかも、20数年前にはここ(城ホの外)で歌っとったんじゃ」
なんとも言えない顔をするアキヒトさん。
アキヒト「一応訂正しておくと、今日ライオン歌ってないよ」
ハルイチ「あ、え、あ。そっか今日歌ってない日じゃったか…」
アキヒト「会場のみんなの顔が、『こいついいこと言おうとしとるのに、間違えとる』みたいなニヤニヤした顔になってたから、野暮だと思って訂正しようか悩んだけど訂正しとく」
ハルイチ「まあ、ライオン歌ってない日だったね…。歌う日もあるんよ…。そっか…」
ライラ楽曲中の語り部分
『夢があるとしたら、溺れた子供を助けて死ぬとか、溺れた子供を助けて死ぬとか』という語りの部分に、付け加えて『大阪っぽい夢』表現。
アキヒト『三角公園の屋台のたこ焼きを……するとか』
アキヒト『海遊館のジンベエザメの口の中にぴょんと入ってみるとか』
この時、ハルイチさんはギターの弦を震わせ続けているのですが、めちゃくちゃ大変そうです。そのハルイチさんを見て、
アキヒト「長い?もうちょっと頑張って!」とお気楽げ。
ライブの個人的な感想
懐かしい曲をたくさん聴けたライブでした!
最近のポルノのライブは割と新しい曲と定番曲を中心に回していたように思いますが、今回のライブはマニアックな曲も含めて幅広くリストに入っていて、私としてはとても嬉しかったです。
小・中学生の時に、誇張じゃなく“ずっと”聞いてたアルバムがポルノグラフィティのベスト盤4枚で、この当時はライブに行くことなんて夢のまた夢でした。
UNFADEDを通して、10数年前の私の夢が叶ったようです。
今回、アキヒトさんの喉の調子があまり良くなかったのが気がかりです。最初から高音部が怪しいなと思っていたものの、途中声がガラガラになり声も通らなくなった時がありました。風邪をひいたり、インフルエンザになったりしなければ良いのですが…。
今回のツアーは無事完遂されることを祈りましょう。
オープニングが「オレ、天使」だとは予想もつきませんでした。歌詞の中の赤い空とモニターの演出がしっかり合っていて最高です。
その後も懐かしい曲が続く続く。私が小・中学生の頃はポルノグラフィティのBESTアルバム(RED/GREEN/ACE/JOKER)ばかり聴いていたもので、「オレ、天使」「A New Day」「幸せについて本気出して考えてみた」「東京(大阪)ランドスケープ」は今でも大好きな曲ですし、今のポルノグラフィティの演奏で聴いてみたいとずっとずっと思っていました。叶って感激です。
「前夜」はカメレオン・レンズのカップリング曲です。割と新しい曲ですが、出会って以来この曲に励まされ続けて来た私は、この曲を生で聴けて感動で死んでも良いと思いました。死んじゃダメですけど!
「Zombies are standing out」では後ろのスクリーンにゾンビが映るんですが、めちゃくちゃ色鮮やか(特に緑とオレンジ)なゾンビで、気持ち悪いの一言です。ライトの動きも凝っていて、ステージから緑の光が客席方向に差します。ステージ上・ステージ下に規則的に配置されたライトがそれぞれ上下に動いたり円を描くように動くのに目を奪われました。ゾンビ包囲網的なイメージ。
アキヒトさんソロパートで弾き語りとして歌われた2曲は最高の一言です。
アキヒトさんが自分で作った「意味のわからん曲」という曲、私がパッと思い浮かぶのは「見つめている」と「クリスチーナ」の2曲ですが、アキヒトさんチョイスは「見つめている」。
私、意外とこの曲好きなんですよ。明るい曲に聞こえるのに、絶妙な曲調と歌声のねちっこさが合わさって癖になってしまいます。そして歌詞をよく聴けば、これはもしかして…ストーカー?と疑いたくなるような。今回ライブでアコースティック版で聴けましたが、ねちっこさと微妙な気持ち悪さが残る絶妙な塩梅でした。
「夕陽と星空と僕」はCD音源では軽やかで明るい伴奏の上でテンポ良く歌われますが、弾き語りにしてテンポをよりゆっくりじっくりと歌い上げると歌詞がより引き立ちますね。今回のアキヒトさんの少し枯れた声が逆にいい味になっていました。
そのアキヒトさんソロパートが終わると、メンバーが合流してMC&カウントダウンタイムです。ここでのMCの内容は紅白の結果発表でした。ハルイチさんが喋ってる途中にスクリーンに「5分!」と大々的に表示され、カウントダウンをコールアンドレスポンスしながら待つことに。
5分のカウントって意外とすぐですね。みんなで『foo!foo!』って言ってただけであっという間でした。
今まで年越しを家族以外と過ごしたことがなかったのですが、ポルノグラフィティとポルノファンと年を越せて幸せです!
「Century Lovers」も年越しのテンションのまま曲に突入です。
「カメレオン・レンズ」と「海月」という”生き物”が含まれた曲が2曲続き、「フラワー」と「オー!リバル」という花と映画に所縁がある曲(リバルは劇場版名探偵コナン・業火の向日葵のテーマ曲であったことから)が続きます。
「カメレオン・レンズ」はライトの演出が特徴的。アリーナにも床に対して垂直な白いライトが等間隔に伸び、光の檻のようです。スクリーンには控えめなカメレオンがいました。
「海月」はカメレオンレンズとは対照的に、鮮やかなくらげの映像です。海月はカップリングと言わず、表題曲として欲しいくらい好きな曲です。静かなところからふっと鮮やかに変わるところも全体の演出で表現されていて鳥肌が立ちました。
最後を飾る曲は『∠RECEIVER』です。これもまた予想できませんでした…。今回のセトリは意表をつく曲が多く、次の音楽が流されるたびに驚かされます。
背景のPVが歌詞と共に紛争地域や災害地域を映し、∠RECEIVERのテーマをありありと伝えてきました。
アンコール曲の2曲、相当びっくりしたチョイスです。
まさかのクリスマスソングとライラ…。正月の今年一番早いクリスマスソングも予想外ですし、ライラも本当にヨソウガイデス。
MCで、「やったことないことやります!」と言われて、新曲か!?今までライブでやってないマイナー曲か!?とざわざわしたものですが、確かに正月にクリスマスソングはやったことないし聞いたことないです!無理くりの理由づけだとしても、なんだかんだ盛り上がってしまうのがラバッパーである。
終わりに。
今回のツアーはセトリをご覧になればわかる通り、昔の曲やコアな曲を中心に組まれています。
色褪せた方がいいとハルイチさんは言いますが、褪せた先にこうやって色付けしてくれるポルノグラフィティですから、「色褪せ」を感じることなく全ての曲をどんな時でも楽しませてくれますよね。
予習をまだされていないという方がいましたら、ポルノの二人も推している、サブスクリプションサービス(SpotifyやAppleMusic等)に登録して、昔の曲から新曲まで横並びにして全部聞き直してみてくださいね!
私は次のサンドーム福井のライブにも参戦します。
次回はセトリの変更点とアキヒトさんの体調を注視してきたいと思います!
↓【追記】1月26日の福井公演についてのレポート書きました。(文字数大幅増加)