サブスクリプション形式のサービスは、買い切りではなく、『利用期間に対して支払う』サービスのことです。『定額制』とも言い換えられるかもしれません。

何に登録しているかを見ると、その人の趣味嗜好が少し見えてきて面白いんです。毎月お金を支払ってまで利用するサービスですから、こだわりや好きなポイントが見え隠れします。

近年、スマートフォンが普及するようになってからというもの、“サブスクリプション”形式のサービスがかなり増えてきました。

最近はインターネット上のサービスに限らず、現実世界用のサブスクリプションサービスも展開してきています。登録している間服を自由に貸してもらえるサービスであるとか、毎月日本酒とおつまみを送ってくれるサービスだとか。

私が何に登録しているのか、備忘録を兼ねて紹介していきます。

目次

現在登録中のサービス。

Spotify:音楽配信サービス

Spotifyは、音楽好きなら登録して「損がない」サービスだと個人的に思っています。

ヨーロッパ、アメリカと広まり、2016年にやっと日本に上陸しました。日本でのサービス開始時は、登録も招待制で申し込んでから一月待ったものです。懐かしい。

最初は邦楽があまりなく、洋楽専門と思って使っていたのですが、最近ぐんぐんと取り扱いアーティストを増やしています。

私の応援するポルノグラフィティも、今年の9月まではSpotifyで取り扱われていませんでしたが、今ではアルバムもシングルも配信限定も含めた全曲聞ける太っ腹ぶり。

Spotifyはゲームとの相性も良く(?)、PlayStation 4では音楽を流しながらゲームができます。(SonyはもともとMusic Unlimitedという自社の音楽定額配信サービスを提供していたのですが、サービス終了してしまいました)

取り扱い音楽の広さも特徴ではありますが、何より「プレイリスト」の豊富さがSpotifyの特徴です。

「プレイリスト」は自分が組むものだけでなく、他のユーザーが組んだものやSpotifyが組んだものなど、多くのリストが公表されています。

アーティスト自身が選ぶプレイリストであったり、Spotifyが選出する人気の音楽であったり、あるいはラテン・J-POP・J-Rockといったジャンルや、寝るときの音楽・朝に聴きたい音楽といったシチュエーション毎のプレイリストだったりと様々です。

特に聞きたいと思っている曲がなくても、プレイリストを流しているだけで「会ったことのない音楽と引き合わせてくれる」のがSpotifyの大きな特徴です。自分が編集している以外のプレイリスト、特に公式のものは頻繁に更新されるので、新しい音楽との出会いも豊富です。

逆に、アルバム毎、アーティスト毎に聴きたい時はあまり向いていないかもしれません。プレイリストを作ることが前提にあるようなサービスです。

SpotifyPremium:Spotifyは無料でも使えるサービスですが、よく使うという方ならPremiumの方が圧倒的にストレスフリーです。

ファミリープラン:家族にあなたの他一人でも音楽を聴くのが好き!という方がいるのであれば、ファミリープランがお得ですよ(私も妹と母と3人で割り勘しているので、一人当たり約500円)。

Amazon Prime:当日配送サービス/AmazonVideo

Amazon Primeは加入するだけで受けられる恩恵がすごすぎます。私はまだAmazon Prime Studentの範囲内なので、更にお得という。

通販はAmazonに頼り切っているので「お急ぎ便」の利便さはもう離せません。AmazonVideoは発作的にドラマ見たい病を発症した時に役に立ちますし、それだけで十分です。

Studentならではの特典として、本を購入すれば10%ポイントバックというのが嬉しいです。Student会員のうちにたくさん本を買って読んでおきたいですね。

Amazon Music UnlimitedはSpotifyを利用しているので利用していません。Prime Readingは読み放題と言われた途端に読む気が無くなるので一切利用しないまま…。

Amazon Prime

Evernote Plus:ノート・メモ

現在は新規では選択できないプランの“Evernote Plus”を更新し続けています。

ただ単に今のプレミアムまでの機能は使わないけれど、ある程度の容量の確保、複数端末からアプリケーションで管理できること、の最低要件を満たせばいいということで、プラスを維持しています。

EvernoteはWebメモ系サービスを使ってる方ならご存知でしょうが、書いたメモ・ノートを同期してくれるサービスです。そういうサービスは今ならたくさん出ているのですが、Evernoteから離れられない理由は……なんでだろう。

あまり書いたことやメモをいろんなところに散らしたくないので、小さなメモでもWebクリッピングもPDFもプリントもレポートの原案・コピーも全てEvernoteに突っ込んでいます。

そうやって様々な形式のファイルを雑多に突っ込めること自体がEvernoteの利点であり、そうやって雑多に突っ込んだものをファイリングしてタグ付けして整理するときの簡単さ、検索機能を備えたアプリケーションであること、がEvernoteから離れられない理由でしょうか。

Evernote(公式)

ESET Mobile Security & Antivirus:セキュリティ対策ソフト

スマホを使ってやがて6,7年になるのでしょうか?今年初めてAndroid用のセキュリティソフトを入れました。

というのもお恥ずかしいことに、偽「佐川急便」のアレに引っかかってしまったのです……。

タイミングが悪かったと言い訳させてください。インターフォンが鳴って「勧誘だったら嫌だし、いないふりしよう」と居留守した後この偽佐川のショートメールが来たんです。めちゃくちゃ焦りました。ものすごいバッドタイミングだったというか。

マルウェア入りアプリをダウンロードしたところで気づいて、すぐ削除&ウィルス対策ソフトでマルウェア削除できたからまだよかったものの、なんというか「私でも引っかかってしまうんだ」と戒められました。

詐欺に引っかからない!と思っている人ほど引っかかるって本当だなあ、と。

動作も軽いので、有料ではありますがオススメです。

Mobile Security & Antivirus--Google Play Store

dマガジン:雑誌配信サービス

dマガジンはdocomoの提供する定額雑誌配信サービスです。

インターフェースは古臭くて正直使いづらいです。でもなぜ使い続けているか。

「月末に解約しようとして解約し忘れるから」

使いづらいのはインターフェースぐらいで、肝心のコンテンツには問題ありません。

とはいえ、別端末で読んだ履歴を同期して保持してくれないのは正直めんどくさいです。

解約後は楽天マガジンに移行する予定です。

dマガジン公式

楽天マガジン公式

ClipStudioPaint for iPad:イラストレーションソフト

iPad proとApple Pencilをお持ちのお絵かきが趣味の方にはぜひ使ってみてほしいアプリです。

PC版のClipStudioPaintとほぼ同じ機能を持ちつつも、あまり重くならず作業ができるお絵かきソフト。いつでもどこでも思いついたときに描き始められるのが嬉しいですね。

PC版と同じということで、レイヤー機能やフィルター機能はもちろん、素材・ツールもPC版同様ダウンロードして使用することができます。ファイルもPC・iPad間で同期できます。

私は利用するとき、利用しない時の差が激しいので、使うときにその都度契約&自動更新を停止しています。

ClipStudioPaint for iPad

今年解約したもの

PlayStation Plus:セーブデータバックアップ/フリープレイ

PSvitaを購入して以来、ずっと加入し続けていましたが、PCを買ったことで自動更新を停止しました。

フリープレイのラインナップは確かに魅力的でしたが、実際にプレイするかどうかは別の話ででしたね。実際、あんまりフリプのラインナップはプレイしていませんでした。

今後はマルチでやりたいゲームが出たときに契約する方向にします。

FFCCは絶対マルチでやりたいですし、今後契約する機会は必ずあるでしょう。

はてなブログPro:ブログサービス

ブログをWordPressに移行するにあたり、はてなブログProは解約しました。

はてなブログProは「ドメインを設定して自由に投稿するために必要だった」ので、投稿しなくなる側からすれば契約を更新し続けるメリットはありませんでした。

Audible:オーディオブック

Audibleは月1500円でコインを1枚もらい、そのコインとオーディオブックを交換して手に入れるサービスです。

Audible会員であればオーディオブックの割引を受けられますし、コインで交換したものは返品交換をうまく使えばいろいろな本を聴くことができます。

しかし、私は根本的にオーディオブックと合わないようです。読むスピードを自分でコントロールしたいですし、結末を見てからじゃないと先に進みたくないことだってあります。

ということで、2か月継続していましたが、コインを英語のオーディオブックに変えて解約しました。コインと交換したオーディオブックは、半永久的に自分のものになります。

洋書のオーディオブックが多いのはよかったです。でもハリポタは日本語のオーディオブックしかなかったのが残念…。

終わりに

自分の趣味嗜好みたいなもの、サブスクリプションサービス一覧から見えたような見えなかったような。

とりあえずSpotifyへの思い入れは自分で書いていて感じましたね。とてもいいサービスなので、ぜひ使ってみてください。音楽を海賊版で聞くのではなく、アーティストにフィードバックがあるサービスを使ってもらいたいです。

最近、買い切りのソフトウェアからサブスクリプション形式のソフトウェア・サービスが増えてきた気がします。増えてきた、というより買い切りからサブスクリプションに転向しているというか。

AdobeのソフトウェアやMicrosoftのOfficeも買い切りからサブスクリプション形式になりましたよね。私も最初はサブスク形式に反発していた気がするのですが、今では気にしなくなりました。

継続的にお金を支払う分、相手にはそれなりのアップデートとサポートを期待しますし、相手側もそれに応えようと努力をしてくれる(多分)ので悪いとは思いません。魅力や価値が無くなったと感じれば、契約を停止すればいいだけですから。

そのかわり、しっかり自分の契約しているサービスを把握するのを忘れないようにしないといけません…。私は「イイ!」と思ったら軽率に課金し始めるので、しっかり管理しておかないと無駄が発生しかねません。

来年もうまくサブスクリプションサービスと付き合っていきたいものです。

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