「ドラマが見たい!」と急に欲求が爆発する時がありませんか!
私は発作的に映像作品が見たくなる時がたびたびあり、実家にいた時は母の持ってるDVDを片っ端から見返してました。
今はいい時代ですよね。発作的に見たくなった時、ネットワーク環境さえあればPrimeVideoやHuluでドラマを好きなだけ見れるんですもん!蔦屋さんに借りに行かなくても、テレビに縛られなくても、Wi-Fiさえ飛んでいればスマホやタブレットでどこでも見れちゃう。
ちなみに私は捜査系・医療系ドラマが好きです。
例によって発作が起きたので、面白いドラマがないかなあと探していたところ、海外ドラマ好きなフレンドが「推理や捜査もの好きなら、メンタリストが面白いよ!」と太鼓判を押してくれたため、視聴してみることにしました。
メンタリストはAmazon Prime Video/Hulu/Netflixでも配信中です。
目次
メンタリストを見て徹夜。
面白くなかったら1話で切るつもりでいたのですが、困ったことに面白くないことがなかったんです。
面白すぎて、わんこそばのように代わる代わる見続けていました。1話45分があっという間に過ぎ去ってしまう。気が付いたら次のエピソードが再生されているタブレットを抱えて眼が冴えている私。
ちょっと時間が合ってWi-Fiがあればメンタリスト。お風呂でもメンタリスト。寝る前の時間もメンタリスト。寝なきゃいけない時間もメンタリスト。
気が付いたら朝日が昇っている…なんてことが3日くらいありました。当然寝不足です。
なぜこんなに止まらないのか…!?メンタリスト見たことない人はぜひシーズン1の1話だけでも見てみてください。話の作りが痛快で、この系統が嫌いな人はあまりいないだろうと思います。
ドラマ:“メンタリスト”
ここまでジャンルについては言及していませんでしたが、この作品は『事件捜査もの』です。
しかしこの作品、真っ当な“捜査”はほとんどありません。
一般的な捜査ものは、証拠をそろえた上で「犯人はあなただ!」とやるのに対し、
このドラマ・メンタリストでは「こうすると犯人がわかるよ」とばかりに、証拠が足りなくても犯人を心理的なトラップに掛けて解決させてしまいます。
そのためあまり凝ったトリックはなく、毎回どのように犯人を追い込んでくれるのかを楽しむドラマです。そこが痛快なポイントなのです!
1本45分でどんな展開を見せてくれるのか、いつもワクワクさせてくれます。
舞台はアメリカカリフォルニア州の捜査機関である“CBI”。CBIは現実に存在する機関“BI”の古い名前であり、この作品ではカリフォルニア州におけるFBI的な働きをする捜査機関として描かれています(主にカリフォルニア州で起こった殺人事件の捜査)。
このドラマの中心人物である“パトリック・ジェーン”は、類い稀なる観察力と推理力からコンサルタントとしてCBIに捜査協力するようになります。
殺人現場に行けばジェーンは奇怪な言動を繰り返し、容疑者や周囲の人間はもちろん、一緒に捜査している仲間からも『何やってるんだコイツ』という目で見られるのですが、実はその言動一つ一つに意味がある。
でも、ジェーンはその行動の意味も意図も何も語ってくれません。視聴者にすら何も見せてくれません。
悪戯げな笑みを浮かべながら、彼は周囲を巻き込んだ“突飛な”犯人捕獲作戦を仕掛けてくるのです。
愉快な登場人物。
物語の中心人物となるのは“パトリック・ジェーン”ですが、ジェーンが同行する捜査班のメンバーもいいキャラしてます。
物語が進んでいくにつれてどんどんキャラが立ってくるし、一人ひとりドラマがあって好きになってしまいます。
あとこういう警察機関系のドラマって、大体無能担当みたいなキャラが上司か同僚に一人くらいいるものですが(偏見)、メンタリストのレギュラー陣は皆優秀で、足を引っ張りあう描写がないのが嬉しいです。
パトリック・ジェーン
本作の中心人物。
観察力と推理力の塊で、昔は死者と交信するサイキックとして詐欺師をしていました。しかし、あるTVショーをきっかけに妻と子供を殺害されたことで、サイキックの看板を外しました。そして妻と子を殺害した凶悪犯を追いかけるため、CBIのコンサルタントとして働くことに。
人当たりがよさそうにニコニコしていることが多いですが、執念深く、人に共感することがあまりないです。人の心は読むくせに、自分の心は見せません。こういう人をサイコパスって言うんじゃ…。
作中で一貫して非戦闘要員(基本的に銃を持たないし反撃もできない)であるところや、共感できないわりに子供に優しいところが人間味があって良かったです。
テレサ・リズボン
CBI特別捜査官。ジェーンが主に同行していた班のリーダー。
フラフラしているジェーンを監督しようと頑張ってる、責任感の強い女性です。真面目なところが良い…。
ジェーンの手綱を一番握っている人ではありますが、それでもジェーンは御しきれていません。
テレサ・リズボンを演じるロビン・タニーがキュートです。
キンブル・チョウ
リズボン班の一員。軍出身でガタイの良い堅物アジア系男子。
勤務に対してめちゃくちゃ真面目で仏頂面だけれど、ちょっと荒っぽいところもあって、それがまた素敵なキャラクターなんですよね。
最初はジェーンに対して嫌な顔しかしてないけれど、それでもちゃんと認めていく柔軟性があります。あと、一度懐に入れた人に対する情の深さが天元突破。
個人的に一番ときめきます。
ウェイン・リグズビー
リズボン班の一員。何か食べてないとやってられない食いしん坊系男子。
食いしん坊系ではありますが、デブではありません。
最初はドジっこ属性かな?って思ってごめん。でも間違いなくいじられキャラではある。
グレイス・ヴァンペルト
リズボン班の一員。一番キャリア的にも年齢的にも若い女子。
キャリアを積んでいきたい、という意欲がしっかり見えるしっかり者。能力的にも優秀で、パソコン系統に強く、新しい情報を引っ張ってくることもしばしば。
勉強熱心で芯がまっすぐ通った魅力的な女性です。
面白すぎるので徹夜覚悟で!
何も考えずともエンターテインメントとして楽しめる、事件ものドラマ!
ミステリーのようにトリックを暴こうとするのではなく、ジェーンやその仲間たちがどうやって犯人を追い詰めるのかを楽しむ作品です。
パターンとしては、
【事件発生→現場でジェーンが失礼なことをする→事情聴取や外歩き→関係者集めて犯人追い詰める】
という風に単純明快なのですが、単純にストーリーが面白いのと、毎回人間関係に進展があるので、次へ次へと止まらなくなっちゃいます。
登場人物に対する愛着が、エピソードを進めていくうちにどんどん強くなるので寝られなくなるんですよ…。
ひとまず、1話だけでも観てみることを強くオススメします!
私の感想(多少のネタバレあり)
私的にはシーズン1・2が最高です。
メンタリストは45分でしっかり事件発生から解決まで収まってくれるのですが、ジェーンの仇である“レッド・ジョン”関連だけは別。
シーズン1からずっとジェーンはレッド・ジョンを追いかけ続けていますが、決着がつくのはシーズン6です。シーズンが進むほどレッド・ジョンが絡むエピソードが増えて来るため、一話ですっきり終わる爽快感が無くなり、冗長感を覚えてしまいます。
個人的にはシーズン3くらいですぱっとレッド・ジョンを捕まえて、シーズン4からはCBIで普通にコンサルやってるジェーンが見たかった。もっとリグズビーとヴァンペルの恋愛模様とか入れてもいいんですよ。ジェーンとリズボンの関係ももっともっと見たかった…。
ジェーンとリズボンの関係という意味では、ファイナルシーズンは大変おいしいボーナストラックでございました!
こんなにキャラクターに愛着を持ったドラマは久しぶりです。一度はぜひ見てみてくださいね。